「石井ゆかりの星占い」発売記念カウントダウン企画! 石井ゆかり星占い、2011年を振り返る。

Culture 2016.12.03

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以下「フィガロジャポン」2011年1月号より。

episode 1

「崩壊のあと」の焦土に、「建設の開始」が見えてくる。

こんにちは、石井ゆかりです。
いろいろな意味で「熱かった」2010年も、そろそろ終わりにさしかかろうとしています。2010年は多くの人が、「生まれて初めて」のことや「十何年ぶり」「何十年ぶり」のことにトライした年だったようです。長く培ってきたものが壊れた、と失望している人も、少なくないかもしれません。
2008年の終わり以降、リーマンショック、アメリカや日本の政権交代など、それまで私たちが「信頼できる権威」と思ってきたものが次々に、崩壊していきました。そしてそのあとに、「新しい時代」を感じさせるものの微かな萌芽は生じ始めているものの、今現在、私たちは「確実に何かが始まった!」という「しるし」を、見いだせずにいるような気がします。崩壊の象徴は誰からも見えるかたちで現れてきたのですが、新しい建設の兆候は、いまだそれほどハッキリ見えていないのではないでしょうか。
2011年は、そんな「崩壊のあと」の焦土に、新たな建設が開始されるタイミングといえます。2008年から2010年までに崩れ去ったもののあとに、2011年から2012年にかけて、新しい世界が産み落とされるのです。

>>次ページ「大きな「時代の節目」を迎え、新しいスタートを切る。」

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episode 2

大きな「時代の節目」を迎え、新しいスタートを切る。

そんな「新しい建設の始まり」を象徴しているのが、木星と天王星の動きです。12星座の中で「始まり」を担当している牡羊座に、木星と天王星が移動するのです。実は、2010年の夏に一度、私たちはこの動きを経験しています。ですがそれは「予告編」のようなもので、このふたつの星はやり残したことを全うすべく、すぐに一度、過去の世界にとって返しました。2 0 10年後半は、一見、先の見えない混乱期のような様相を呈していたのですが、これは、すべてを振り切って過去を生き抜き、スッキリと新しい世界に入っていくためのおおいなる準備期間だったわけです。
2011年、年明け直後に木星は、新しい12年のスタートを切ります。そして3月には、天王星も牡羊座に移動します。天王星が前回この位置に巡ってきたのは1927年から1928年ですから、約84年ぶりの出来事となります。いってみれば、12年のサイクルと84年のサイクルのスタートが重なって起こるわけで、大きな「時代の節目」といえるタイミングとなっています。
時代の転換期には、その時代を生きる人々の個人史にも、さまざまな転換が訪れます。人生において目立った出来事をこの時期に経験する人も、少なくないだろうと思います。
前述のとおり、2010年の6月から9月上旬、私たちはすでにこの新しい時代に関して「予告編」を経験しています。2011年の1月から3月、おそらく多くの人が、「2010年の夏」の出来事を思い出すことになるのではないかと想像しています。

>>次ページ「自分の新しい力に気づき、古い窮屈な前提から自由に羽ばたく。」

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episode 3

自分の新しい力に気づき、古い窮屈な前提から自由に羽ばたく。

2011年は、もうひとつ、大物が動きます。
それは、海王星という星です。星占いで用いる星は主に月、太陽、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星という10個の天体です。これらは、太陽系の外に行くほど軌道が長くなり、移動の速度はゆっくりになります。時計の針は、秒針・長針・短針とその進む速度は遅くなり、長い時間を扱う仕組みになっていますが、星占いに用いる道具であるホロスコープという「時計」も、これとすごく似た仕組みになっています。すなわち、外側のゆっくり進む星々ほど、「時代」と呼べるような長い時間を取り扱っているということです。日々の運勢のような短いスパンの占いは、もっとも足の速い月を重視しますが、十年、何十年といったような長い時間を占うには、土星、天王星、海王星、冥王星といった足の遅い星々を用いるのです。
海王星は1998年に水瓶座入り、そこから現在に至るまでの時代のベース音を刻んできました。水瓶座はテクノロジーや通信を象徴する星座で、海王星は理想や夢、人々の深層心理にある価値観のようなものを扱う星です。この星が水瓶座に滞在したここ12年ほどのなかで、インターネットや携帯電話が世界に爆発的に広まったことは、象徴的にとてもしっくり重なるように思えます。
12星座はそれぞれ、「支配星」を持っています。星座はひとつの国のようなもので、それぞれに王様となる星があるわけです。2011年、海王星は魚座に足を踏み入れますが、この魚座は、まさに海王星が支配する星座とされています。いわば「王様が自分の国に帰ってくる」ような動きなのです。
魚座は、人と人とをつなぐ純粋な力を扱う星座です。境界線やハードルを超えて交わる力、俗世間的な力に支配されない力を扱います。宗教、遠い世界、精神、海のように広い感情、慈愛、自己犠牲などがそのキーワードになりますが、このような星座に「王様」が戻ってくることで、人々の価値観の所在が徐々に、変化していくのではないかと考えられます。

>>次ページへ続く

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といっても、海王星は春に魚座に一歩踏み入れたあと、8月にはまた水瓶座にとって返します。忘れ物を取りに一旦戻るようなこの一時的な動きは、私たちにもう一度、世界に広がったコミュニケーションの意味を考えさせてくれるのかもしれません。
2012年になると、海王星は完全に魚座に移動します。そんな新しい時代の「前哨戦」「予告編」が、2011年4月から8月に起こるわけです。 天王星や海王星といった星が星座から星座へと移動するのは、そうしょっちゅうあることではありません。天王星は約7年に一度、海王星は12年ぶりに、それぞれ移動するわけですから、かなり「レアイベント」といえます。星がレアな動きをするときには、やはり人々の人生においても、滅多に起こらないような珍しい出来事が起こる、と考えることができます。
2008年から2012年という5年間は、時代の大きな節目にあたっていますが、そんな「節目」の中でも、2010年から2011年は「山場」です。そして、2010年は「崩壊の完了」、2011年は「建設の開始」という位置づけで捉えうる、と私は考えています。
「建設の開始」の2011年、誰もが自分の新しい力に気づき、古い窮屈な前提から自由になって羽ばたこうとするだろう、と私は想像しているのです。

>>次ページ「2011年下半期・希望の道標は、「傷を癒す力」を持つ星と、「物質的な豊かさ」を持つ星。

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以下「フィガロジャポン」2011年7月号より。

希望の道標は、「傷を癒す力」を持つ星と、「物質的な豊かさ」を持つ星。

こんにちは、石井ゆかりです。
東日本大震災から2カ月ほどが経ちました。この原稿を執筆しているのは4月末ですが、被災地はまだまだ厳しい状況におかれています。心からお見舞い申し上げるとともに、これからもできるかぎりの支援を継続していきたいと思っています。
地震が起こった日の翌日、天王星は約84年ぶりに牡羊座に移動しました。評論家やジャーナリストの中には「『戦後』という時代が終わり、『震災後』という時代が始まった」と言っている人もいるようです。年間占いで「3月は大きな『時代の節目』となる時期」と書いた時は、まさかこんな出来事が起こるとは、想像もしていませんでした。
今はまだ「この先」のことを考えるのが困難だったり、苦痛だったりする方もいらっしゃると思います。その一方で、未来に希望を見つけたい、という気持ちを抱いている方も、たくさんいらっしゃいます。星からどんな希望が読み取れるか、今回はそれを、書いてみようと思います。
これから来年にかけて動く星占いの大立者は「海王星」です。4月にすでに魚座に入りましたが、8月6日に一旦、水瓶座へと戻ります。海王星は過去10年ほど、水瓶座に滞在し続けていました。忘れ物を取りに一度家へ戻るような動きです。そこで、やり残したことをすべて成し遂げたあと、2012年の2月3日に、今度は本当に魚座に居を移します。次に海王星が星座を移動するのは2025年頃ですから、ここから13年ほどの「魚座海王星時代」がスタートするわけです。
魚座はもともと、海王星に支配された星です。ですから、その象徴するテーマはよく似ています。慈悲、救い、宗教、精神、音楽、未知のもの、目に見えないもの、映像、ガス、薬、酒、海、etc.。人への深い共感や、傷を癒す力なども魚座-海王星の象徴するテーマです。魚座に海王星がいわば「帰宅」することで、こうしたテーマが力を持つ時代となっていくのかもしれません。

>>次ページへ続く

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もう少し短いスパンを司る星の動きを見ると、まず6月4日に木星が牡牛座に移動し、ほぼ1年間ここに滞在します。牡牛座はどっしりした、感覚と物質を扱う星座です。美しさ、心地よさ、ものの価値、物質的な豊かさなどを象徴しています。木星は「成長させる」「膨らませる」星ですから、牡牛座の木星は「豊かさを膨らませる」と読むことができます。2010年から2011年は、木星は魚座と牡羊座を運行し、激しい変化の時期を指し示していたのですが、これが牡牛座に入ると、時間にどっしりとした落ち着きが出てきて、腰を据えて物事を軌道に乗せようとする動きが生じるだろうと思います。
さらに、2011年11月11日から2012年7月3日まで、火星が乙女座に長期的に滞在します。乙女座も牡牛座と同じ「地の星座」に属しており、物質や五感に結びつきの強い星座です。ここに火星が入ることで、とても「働き者」のイメージが湧きます。乙女座はクリエイティブで現実的な丁寧さを担う星座で、古くから「麦の穂を持つ乙女」に象徴されてきました。つまり、とても生産性が高いのです。
牡牛座に木星、乙女座に火星が巡ってきて、物事を「目に見える形にしよう」とする動きが強まり、多くの人が腰を落ち着けてしっかり手を動かしていく、という雰囲気が満ちてくるのではないかという気がします。
以下のページでは*1、12星座に分けてこれからの星の動きを読んでいこうと思います。さらに、今回は*2各星座を約10日ごとに「前期」「中期」「後期」の3つの生まれに分けて、ポイントとなる時期や流れを詳しく見てみます。

注1)「以下のページでは」が指している内容は、当記事内ではなく、12月9日(金)発売の「石井ゆかりの星占い」に掲載されています。
注2)
今回は」が指している内容は、当記事内に掲載はありません。2011年7月号の「フィガロジャポン」に掲載されています。

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石井ゆかり
ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆。『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。2014年11月刊の『3年の星占い(星座別)』(WAVE出版刊)も34万部を突破。主宰のWEBサイトは『筋トレ』http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/

illustration : SHOGO SEKINE

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