2018年 おうし座の運勢(下半期) - 石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
「フィガロジャポン」本誌(毎号20日発売)で好評の星占い「星の伝言板」を2018年の12月分まで掲載。2019年1月以降は、「フィガロジャポン」本誌をご覧ください。
毎月1日に更新、石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの伝言コラム」はこちらから。

2018年の下半期の星占い

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おうし座   04.20 - 05.20

挑戦し、出会い、関わる。その中で見えてくる「自由への戦い」のベクトル。

この時期、12星座の中でもっとも華やかで大きな転機を迎えているのが牡牛座の人々である、
と言っても、過言ではないと思います。
「転機」という言葉から連想されるイメージは人によってさまざまですし、
なかには「華やかなことなど、何も起こってないけれど……」と戸惑う読者もいらっしゃるでしょう。
でも、過去半年くらいを振り返ってみていただきたいのです。
これまでにないようなパワフルな、あるいは印象的な人々とともに過ごす時間はなかったでしょうか。
絶対にやってみたい! と思える活動に身を投じたことはなかったでしょうか。
あるいは、かつてないほどの情熱や怒りに燃え、強大な相手に敢然と立ち向かったことはないでしょうか。
高い目標を掲げ、そこに向かって懸命に、もがくようによじ登りつつある、という人もいるはずです。

これらの動きのキーワードはふたつ、「挑戦」と「出会い」です。
この時期、牡牛座の人々は何らかの挑戦を続け、かつ、人に会い続けているはずです。
次々と新しいことにチャレンジしている人もいれば、
たったひとつの大きなテーマに向き合っている人もいるでしょう。
魅力的な人々にどんどん出会い、ネットワークを拡げている人もいれば、
たったひとりの大切な人物と、時間をかけて向き合っている人もいるだろうと思います。
社会に出て、仕事で大活躍する人もいれば、仕事を辞めて家庭を築く、という人もいるかもしれません。
いずれにせよ、それは新しく切り開く人生のフィールドであり、
新しい人間関係に飛び込んでいくプロセスです。
公私ともに活躍の場を得て、公私ともに大切なパートナーに出会えます。
さらにいえば、この時期の「挑戦」と「出会い」は、別々の物語ではありません。
常に、一方がもう一方を動かし、さらにその動きがもう一方を動かしていく、というふうに、
連動し、循環して、全体として成長していきます。出会いが挑戦を呼び、挑戦が出会いに繋がるのです。
人と関わる中で戦い、戦いの中で人と結び付けられ、そのプロセスの中で、新しい自分自身を発見できます。

もともと、変化を嫌うところのある牡牛座の人々ですが、この時期は不思議なくらい
「新しいもの」を選び取ることに抵抗を感じないかもしれません。
あるいは、「慣れ親しんだもの」が妙に退屈に、野暮ったく思われて、
そこから少しでも早く脱出したい!という思いに突き動かされるかもしれません。
なかには、自分が今まで何かに縛られていたことに気付き、その束縛から逃れるために
あらゆる手段を試してみる、という人もいるでしょう。
貴方のこの時期の「挑戦」と「出会い」は、実は、もっとロングスパンで見た時には
「真の自由と自立を求める戦い」という意味を持っているのです。
この「自由と自立」は、決して、他者からの隔絶や断絶を意味するものではありません。
むしろ、真の愛や友情を育てるためには、精神的自立が絶対に必要なはずです。
もっとも、「真の自由と自立を求める戦い」が本格的にスタートするのは、2019年3月頃です。
2018年下半期は、この戦いの到来を予感する時期であり、
かつ、戦いに必要になりそうなものを、少し過去に戻って取ってくる時期、と言えるかもしれません。
または、この下半期に貴方が挑戦する経験や、貴方と関わった人々が、
未来に訪れる「戦い」の方向性を、強く示してくれるのかもしれません。

4.20-5.2 生まれの貴方

手に取ったものはとりあえず使ってみる、新しいものの「流入」。

地道に学びながら、学んだことをどんどん現実の中で「使う」ことができる時です。手に触れたものを片っ端から武器にしてみる、というような、一見無茶な戦い方をする人もいるかもしれません。牡牛座の人は基本的には、しっかりプランニングして準備を整えてから行動を起こしたい思いを持っていますが、実のところ、自分の感覚に響くものがあれば優先順位をどんどん変えて、「目分量」で物事を進めていく傾向があるようです。そうした率直さや素直さが、この時期はとても「活きる」ようです。未経験のことでも、使ったことのない材料でも、この時期の貴方には不思議と、「ピタリとハマる」でしょう。11月頭くらいまでの中で、ファッションやヘアスタイルなどを一変させる人もいそうです。
7月から8月前半、9月中旬から10月上旬は、非常に忙しくなるでしょう。勢いよくチャレンジし、成功を収められる時です。目上の人や権威を持った人、実権を握る人物などの強力なサポートを得られるかもしれません。さらに、9月から10月頭、そして12月は、懐かしい人との再会を通して、自分のもともとのあり方を再発見できるような時期と言えます。「そうだ、自分にはこういう特性・持ち味があった」ということを、人との関わりを通して思い出せそうです。11月以降、人の力を借りることを、前向きに捉えられるようになります。長い目で見た「支え合い」にリアリティを感じられるでしょう。愛に追い風が吹くのは、7月中旬、9月から10月頭、12月前半から中盤です。

5.3-5.12 生まれの貴方

名前の付けられない、「その人」との間にしか成立し得ないような、関わりの形。

ほぼこの下半期全体を通して、「人との関わり」が幾重にも強調されています。人と出会い、人と会い、関わり、さまざまなものを吸収し、あるいは与えて、貴方の人生がどんどん変化していくでしょう。私たちは日頃関わる人々に、「友だち」とか「家族」「親」「同僚」「知人」「近所の人」「ママ友」等々、さまざまな役割名を付けていますが、この時期貴方と関わる重要人物たちにはそうした役割名がなかなか当てはまらないかもしれません。心の距離やお互いに果たす役目、相手に何を求めているのか、ということを、ひとりひとりに対して自分なりに考え、掘り下げる必要があるはずです。ただ「この人は知り合い」「この人は友だち」と分類して安心してしまうことができない、非常に創造的な人間関係を生きることができる時期です。
特に7月から9月半ばは、協力関係やパートナーシップを意識する場面が多いでしょう。8月は「ルーツを再発見」できるタイミングです。住処や居場所、家族について、8月半ばに新鮮な転機が巡ってきます。
9月末から10月前半は、人と再会できる時です。貴方のほうから誰かの元に「再訪する・戻る」ことになるのかもしれません。12月にも人との関わりが濃くなります。仲間の中に身を置き、新しい自分に出会える場面もあるでしょう。10月中旬から下旬は「勝負どころ」です。仕事や対外的な活動において、かなり大きな勝負に出ることになりそうです。愛に追い風が吹くのは7月中旬から下旬、9月中旬、12月です。12月後半は、官能を強く刺激される気配も。

5.13-5.20 生まれの貴方

未知なる場所を「自分の人生の一舞台」に変える、特別な旅。

上半期には旅に出た人が少なくないと思いますが、下半期に再び、その場所に旅をする人もいるかもしれません。長い距離を超えての「再訪」が起こりやすい時期なのです。同じ場所を何度も訪れることを無意味だと感じる人も世の中には少なくありませんが、ある場所を一度訪れただけで体験できることなど、ほんのわずかにすぎません。何度も通ううちにその場所になじみ、受け入れられ、その場所が自分自身の人生におけるひとつの世界に組み込まれた時、真に「旅をした」と言えるのではないかと思います。この時期はそんなふうに、「ここではない、どこか」を「人生のひとつの舞台」に変えていける時です。
9月半ばから11月頭、人間関係が非常に濃密なものになりますが、ここで関わる相手の中には、「旅先で出会った人々」も含まれるかもしれません。7月半ばから9月頭にかけて、家族や身近な人にじっくり時間をかける時期です。いつもは話さないようなことを、深く話し合う時間に恵まれるでしょう。また、7月半ばは少し不思議な経緯で、新しいコミュニケーションが生まれるかもしれません。力強い朗報が飛び込んできて、それがきっかけとなって物事が動き出す気配もあります。8月半ばから9月は精力的に勉強できる時期です。さらに10月末から11月は非常に忙しい時期となりそうです。ここまでに学んだことや出会いがすべて、「勝負」の中に流れ込むようです。11月から12月頭は体調の調整に良い時期です。愛に追い風が吹くのは7月下旬から8月上旬、9月半ばから11月上旬です。

 

12星座別占い

Horoscope : Ishii yukari / Illustlation : Chihiro Yoshii

石井ゆかりプロフィール

ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆。『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『3年の星占い(全12冊)2018-2020』(文響社刊)も発売中。主宰WEBサイトは『筋トレ』http://st.sakura.ne.jp/~iyukari

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