ロンハーマンで、ミッドセンチュリー家具のポップアップ開催。

Interiors 2021.10.13

ロンハーマン千駄ヶ谷店では、ミッドセンチュリー期に活躍した著名デザイナーの代表的なチェアにフォーカスした、ヴィンテージチェアのポップアップイベントを今月末まで開催中。

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ジャン・プルーヴェによる「Tout Bois Chair」(フランス・1940年代)。自身を「工員」と称していたプルーヴェの作品は、もともと大衆向けにデザインされたものだが、半世紀以上経ったいまでもその独創的な美しさで私たちを魅了する。

本イベントでは、ナチュラルウッドをベースとしたヴィンテージチェア全12台がお目見えする。ジャン・プルーヴェ、シャルロット・ペリアン、ピエール・ジャンヌレ、ピエール・チャポ、リナ・ボ・バルディといった、ミッドセンチュリーファンなら誰もが憧れる巨匠たちの作品が集合する貴重なチャンス。時代を超えて、「本物」としていまも語り継がれる作品を間近で見られるこの特別な機会をお見逃しなく!

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数々の名作をル・コルビュジエとともに世に送り出したシャルロット・ペリアン。彼女のこだわりを随所に見ることができるチェアも今回のイベントで展示販売される。「NO.19」(フランス・50年代)

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ル・コルビジュエやシャルロット・ペリアンとともに活躍した、スイスの建築家ピエール・ジャンヌレ。彼は、50年代初期、コルビジュエとともにインド・チャンディーガル都市計画のプロジェクトに参加したことでもよく知られている。彼はそこで都市空間から建築、家具までを総合的にデザインし、インドの近代建築の発展に寄与した。このオフィスチェアは、世界遺産にも登録されているチャンディーガルの裁判所の中で使用されていたオリジナル品。「Office Chair Semi Easy」(インド・50年代)

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アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトから大きな影響を受けたピエール・チャポは、単なる「実用性」以上のものを家具に対して求め、普遍的な美しさをデザインとクオリティ面に追求。モダンなデザインとクラフトマンシップあふれる木材への情熱が表現された作品は、時代を超えて多くのひとに支持されている。画像のチェアは、上質なエルム材で作られている。「All Wood Chair S28」(フランス・70年代)

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ローマ出身、ブラジルを拠点に多くの建築作品を残し、建築とデザインの社会的・文化的な可能性の追求に人生を捧げたリナ・ボ・バルディ。現在、彼女の作品はコレクターからも大きな注目を集めている。画像のチェアは、ブラジル・サルヴァドール「ベナンの家」のレストランのためにデザインされたもので、その見た目とアフリカにちなんで「キリンの椅子」と名付けられている。「Giraffe Chair」(ブラジル・80年代)

ーDESIGN WITH NATUREー
デザイン・ウィズ・ネイチャー
期間:~10/31(日)
会場:ロンハーマン千駄ヶ谷店
東京都渋谷区千駄ヶ谷2-11-1
tel : 03-3478-6839
営)11時~19時30分
●問い合わせ先:
ロンハーマン
0120-008-752(フリーダイヤル)

text: Natsuko Kaodokura

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