バレエの新作『赤と黒』、リハーサル・フォト・ギャラリー。
パリとバレエとオペラ座と 2021.10.12
photo:Svetlana Loboff/ Opéra national de Paris
10月16日からオペラ・ガルニエで始まるピエール・ラコット創作『赤と黒』。15日の28歳以下を対象にした有料公開ゲネプロを前に、リハーサルはますます熱気を帯びている。作品の内容についての記事の掲載以降に届いた、リハーサル写真をここに紹介しよう。エトワール4名が演じるジュリアン・ソレルと、彼をめぐるレーナル夫人、マティルド・ドゥ・ラ・モール、そしてエリザの3名の女性たち。主人公を踊るダンサー各自の個性、舞台をともに作りあげる組み合わせの妙ゆえに4配役それぞれの物語が楽しめる。パリが遠いいまの時代、写真を見ながらどんなステージになるかを想像してみるのも一興だろう。
ファーストキャストのマチュー・ガニオとアマンディーヌ・アルビッソン
優美さ、フェミニニティにますます輝くアマンディーヌ・アルビッソンがレーナル夫人を踊る。photo:Svetlana Loboff/ Opéra national de Paris
役者体験もしたマチュー・ガニオが立身出世欲に取り憑かれたジュリアン・ソレルをいかに解釈して踊るのかが注目される。この組み合わせの公演は10月16日、18日、21日、27日、30日。photos:Svetlana Loboff/ Opéra national de Paris
左: エリザ役のヴァランティーヌ・コラサント。 右: マティルドを嫉妬させるフェルヴァック元帥夫人役のエロイーズ・ブルドン。photos:Svetlana Loboff/ Opéra national de Paris
104名のダンサーが踊る2時間30分の大作『赤と黒』。photo:Svetlana Loboff/ Opéra national de Paris
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公開ゲネプロで踊るユーゴ・マルシャンとドロテ・ジルベール
前シーズン、オペラ・バスティーユで『ロミオとジュリエット』を踊ったふたり。演劇性の強い作品で定評のある組み合わせだ。公演は10月19日、23日、11月2日。photos:Svetlana Loboff/ Opéra national de Paris
マティルド・ドゥ・ラ・モール役のレオノール・ボラック、ビアンカ・スクダモア
左: ユーゴ・マルシャン×ドロテ・ジルベール組のマティルド・ドゥ・ラ・モール役はビアンカ・スクダモア。 右: ジェルマン・ルーヴェ×リュドミラ・パリエロ組ではレオノール・ボラック。photos:Svetlana Loboff/ Opéra national de Paris
レーナル夫人にはリュドミラ・パリエロ、オニール八菜も
左: リュドミラ・パリエロのジュリアン・ソレルはジェルマン・ルーヴェ。10月20日、24日、28日、11月4日。 右: オニール八菜はマチアス・エイマンと踊る。公演は10月29日、11月3日。photos:Svetlana Loboff/ Opéra national de Paris
editing: Mariko Omura