「僕のパパは王様になるから、気をつけたほうがいいよ」ジョージ王子、級友をけん制?

Culture 2022.09.30

キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子の長男ジョージ王子(9歳)が、クラスメートを(冗談交じりに)注意したと伝えられていることが、王室に関する最新書籍で明らかになった。

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エリザベス女王の葬儀を終え、ウェストミンスター寺院を去るジョージ王子。(ロンドン、2022年9月19日) photography: Abaca

ジョージ王子は生意気? キャサリン皇太子妃ウィリアム皇太子の息子は、わからず屋の友人たちから身を守る効果的な方法を見つけたようだ。同年代の子どもたちと同様、ジョージ王子も冗談を言ったり、からかったりするが好きだ。しかし、他の子どもと違って、いきすぎた相手に向かって説得する強力な方法を持っている。

ジョージ王子はいつか自分が王になることを理解しており、学校の友人たちと言い合うときに、『僕のパパはいつか王様になるから、気をつけたほうがいいよ!』というセリフで何人かの口を封じたことがある」と、英国王室コラムニストのケイティ・ニコルは新刊『The New Royals(ザ・ニュー・ロイヤルズ)』で書いている(2022年9月20日にデジタル版で出版された)。

この小さな事件は、ジョージ王子が就学前まで過ごした南ロンドンのトーマス・バタシー校で起こったと言われている。その後、シャーロット王女ルイ王子とともに2022年のランブルックスクールに戻り、ウィンザー城や現在家族が住んでいるアデレードコテージに近い場所に引っ越したのである。

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デリケートな教育

ジョージ王子の両親は、王室の遺産を受け継ぐことと、王子の自由な楽しみを維持することの間で微妙なバランスを保ちたいと考えている。ケイティ・ニコルは著書『The New Royals』の中で、「キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は、子どもたち、特にジョージ王子が何者であるか、そして彼が受け継ぐ役割を自覚するよう子育てをしています。いっぽう、彼らは彼らに義務感を負わせないことを強く望んでいます」と書いている。

2020年10月15日、同じく王室専門の作家であるロバート・レイシーが『Battle of Brothers(バトル・オブ・ブラザーズ)』を出版し、その中で夫妻はジョージ王子が7歳の時に将来の王としての役割について話をした、と主張している。著者は、「いつかジョージ王子が自ら語ってくれるかもしれない」と書いている。王子の7歳の誕生日である2020年の夏ごろ、両親は、王室の「奉仕と義務」の生活が特にどのようなものであるかを詳細に説明したと言われている。しかし、皇太子夫妻は、長男に「普通の家庭で育つ」ようにと、長男の将来について詳しく説明することを控えたという。

夫妻は、長男であるジョージ王子が象牙の塔に閉じこもらないようにしながら、例外的な現実とどう向き合えばいいのか、まさに稀有な教育問題に直面している。強い個性を持つジョージ王子は自分の立場を自覚し、自立の道をしっかりと歩んでいることは確かだ。ランブルックスクールの新しい友人たちはご注意を。

text: Annabelle de Cazanove (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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